【肩こりで悩む女性必見】肩こりを治すなら○○をしよう!肩こりの科学
国民病の一つとして多くの人が悩む「肩こり」…
2019年の国民生活基礎調査によると、男性の6%、女性の12%が悩みを抱えているといわれています。
そんな「肩こり」を解消するためには、何がいいのでしょうか。
巷で溢れている肩こり解消の方法は果たしてあっているのでしょうか。
このブログを見ることで、
①肩こりの原因がわかる
②肩こりの解消法
③肩こりが実は重い病気のサインだった
がわかります。
目次
そもそも肩こりとは何か
みなさんの多くが口にしている「肩こり」ですが、実はいまだに医学での確定した定義は存在していません。
ただ、認識としては「首や肩、背中の幅広いところで固さや重さを感じる症状」が多く、その他にも筋肉の辛さや疲労感、不快感なども含まれるため、大体は自覚症状です。
また、固さも人それぞれで、確定した固さでの線引きも難しいといわれています。
肩こりの原因とその要因
肩こりの原因としては、血行の悪さが考えられます。
局所的に血の巡りが悪くなり、筋肉が次第に固くなってしまいます。
残念なことに、巷で行われている肩こりに対しての効果的な療法があまりないのが現実なんです。
そのため、筋肉を揉んでもらったとしても、その場では和らいでいるように思えるのですが、確実に「肩こり」を治せていないのが現実です…
では、その「肩こり」は何が要因で起こるのでしょうか。
それは、ストレスです。
今回のストレスを大きく分けて、
①身体的ストレス
②精神的ストレス
です。
身体的ストレスとは、姿勢が悪いことや、運動不足、睡眠不足など肉体に対してかかるストレスです。
一方、精神的ストレスとは、イライラなど肉体ではなく、心に対してかかるストレスのことです。
多くの方は、ここに関しての認識はあるかと思います。
ですが、もう少し深く考えていくとその根本が見えてくるので、もう少し深くまで見ていきましょう。
肩こりの痛みなどが起きる一連の流れをご存知でしょうか。
肩こりの一連の流れを簡単に表すとしたら、こり自体が痛みを発するわけではなく、体の状態がストレスによって変化したため、脳が信号として痛みを伝えているというのです。
ストレスに対して体に対して変化を呼びかける働きをするのが、交感神経という神経です。
交感神経とは、自律神経という体の調節を行っている神経の一つと認識してください。
交感神経の働きは、簡単にいうと興奮させてくれるということです。
興奮していると体では、血管が縮まっている状態になります。
また、送る血液も限定した箇所に送るようにスイッチとして働いてしまうため、冷え性などの原因の一つにもなっています。
交感神経が働くことで、筋肉が緊張し始めます。その緊張により、血管が圧迫され、圧迫されることで血流が悪くなり、うまく酸素を運べなくなります。
酸素と交換で老廃物は体から出されるため、交換もできず詰まってしまいます。
その詰まりもあって、脳から痛みとして信号が出され、肩こりとなって出てきます。
肩こりの原因と考えられる交感神経をいかに安定させるかが大切です。
交感神経の大枠である自律神経はスイッチのようにオン・オフを繰り返しています。
興奮させる神経は交感神経です。
つまり体をオンにするスイッチが交感神経です。
一方は副交感神経といってリラックスする時に働きます。
つまり、体をオフにするスイッチが副交感神経です。
筋肉を緊張させる神経が交感神経ならば、副交感神経は筋肉の緊張を取ってくれます。
緊張が取れれば先ほど述べた負の流れも解消されていきます。
では、どのように副交感神経を上げていけばいいのでしょうか。
一緒に考えていきましょう。
肩こりの解消法
副交感神経をいかに上げるのか。
まずはじめの方法としては、
呼吸
です。
鼻から3秒、口から6秒吐いて呼吸をしましょう。
交感神経が上がっているとわかる1つが呼吸の浅さにあります。
興奮している人を想像してみてください。
ハァハァと呼吸が浅くなってる人を想像できませんか?
例は大袈裟ですが、スマホのいじっている体勢や下を向くような体勢が続けばどうしても気道が狭まり、呼吸も浅くなってしまうのです…
呼吸の大切さが理解できたでしょうか。
次に大切なのが、
全身運動
です。
先ほどの呼吸からもわかる通り、ランニングよりウォーキングが有効的です。
呼吸も合わせて行うと有効的です。
自律神経研究の第一人者である順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生は、ゆっくり動くように心がけることを推奨しています。
ランニングよりもウォーキングを行いましょう。
ウォーキングがめんどくさいと思われる方は、ストレッチも有効的です。
例えば、腕を90度に曲げ、そのまま腕を横に開きます。
肘を下げすぎないことがポイントです。
肩の高さで90度を維持してください。
腕を90度のまま、頭の上から、同じ位置まで上下させてください。
回数としては無理のない範囲で8回ほど行うといいでしょう。
他には、平泳ぎの動きも効果的です。
肩甲骨をくっつけるイメージで大きく肩を動かしましょう。
この運動も無理のない範囲で行っていきましょう!
肩こりが実は重い病気のサインだった!?
医療の世界では、肩こりを2つの種類に分けられるのはご存知でしょうか。
今まで上げた「肩こり」は一次性肩こりと言います。
一般的な肩こりはこれに入ります。
一方、重い病気との関連から肩こりが生じることもあります。
その肩こりを、二次性肩こりといいます。
これは、関連痛と言われ、自律神経失調症をはじめ、心疾患や精神疾患など幅広く病気が原因で傷んでいることがあります。
ただ、どのように見分ければいいかわかりませんよね…
サインとして、今からあげることが当てはまれば医療機関に行きましょう!
サイン
①肩の動きと関係なく痛む
②一般的な処置を受けても痛みが取れない
③めまいや、手足の痺れ、動悸がある
④胸やお腹の痛みもある
⑤痛むところが同じではない
⑥朝、夜間など決まった時間に痛む
⑦痛みが増している
⑧痛さで手足を使う細かい作業ができない
サインが1つでも当てはまれば、必ず医療機関にかかってくださいね。
無理は1番ダメです。
今まで頑張ってきている身体を少しは思ってあげてくださいね。
よく頑張ってきたじゃないですか!
大丈夫です。
少しの休憩をとりましょう。
まとめ
- 肩こりの原因はストレス
- ストレスから刺激を受ける交感神経を落ち着かせよう
- 交感神経を落ち着かせるためにはゆっくり動くことを意識する
- 落ち着くためのコツは3つ!
コツのポイントのまとめ
- 呼吸②
- ウォーキング
- ストレッチ
いかがだったでしょうか。
国民病と言われる肩こり…
そんな肩こりで悩む方が1人でも多く解消されることを願っています。
無理せず、自分のペースでいきましょうね!
それでは。
参考文献
自律神経を整える「1日30秒」トレーニング 人生が楽になるセル・エクササイズ