スズメの医学部屋

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【冷え性に悩む女性必見!】冷え性を改善したいのであれば〇〇をしよう!

今日は、「冷え性」の改善方法について一緒に学んでいきましょう。

 

今回のブログを読むことで、

 

冷え性の改善方法がわかる

②なぜ冷え性が起きるのかの原因がわかる

冷え性が長く続くなら病院へ!冷えが示す病気二例

 

がわかります。

 

 

目次

 

 

冷え性とは

 

冷え性」の定義としては、「手足あるいは下半身といった体の一部あるいは全身が冷えて、それが苦痛と感じること」と考えられます。

 

多くが自覚症状であるため、人によっての表現はバラバラです。

 

ですが、冷え性のせいで、夜ぐっっるり寝れないなど生活の質に大きく影響してしまうこともある厄介なものですよね。

 

この体が感じる冷えは末端に多いです。

 

高齢者にもなれば、下半身にも冷えを感じる方もおりますが、多くの方が末端が冷えることに悩まされているのではないかなと思います。

 

 

また「隠れ冷え性」はご存知でしょうか。

 

これは、暑がりだといっている人でも、体の深部が冷えている状態です。

 

自覚症状が末端に比べて、わかりにくいため、とても厄介です。

 

こういった人それぞれの出かたをする「冷え性」ですが、なぜ起きてしまうのでしょうか。

 

その原因を一緒に見ていきましょう。

 

 

冷え性の原因

 

冷え性の原因には

 

①体の中でうまく熱を作り出せない

②作った熱がうまく行き渡らない

 

この2つが考えられます。

 

急な質問ですが、体の中で熱を作るとき一番働いているところはどこかわかりますか?

 

答えは、筋肉です。

 

 

熱を作る量の6割が筋肉で作られていることがわかっています。

 

そのため、筋肉量が少ない女性に冷え性が多いのも、このことから理解することができるのです。

 

また、脂肪は熱を作りませんが、断熱性が強いです。

 

そのため、脂肪が少ない場合、熱が逃げやすい状態であるため、冷えやすくなっているのです。

 

 

最近の多くの女性は、私が思うにとても痩せ型の方が多い印象にあります。

 

女性の日頃の努力には脱帽するほどです。

 

ですが、食事制限のみのダイエットなどを行なっていると、冷え性になりやすくなってしまいます。

 

そのため、過度に行うのではなく、ほどほどにといった感じでいったほうがいいのではないかと思います。

 

また、貧血や低血圧も冷え性の元です。

 

熱を運んでくれるのが血液です。

 

そのため、血が足りていなかったり、血液が巡りにくい状態だと、熱を全身に上手く送れていない状態が生まれるのです。

 

色々とお話をしてきましたが、これら全てに関わっているのが、自律神経なんです。

 

自律神経というのは、人間の活動にすごく関わっている神経です。

 

なにも意識しないでも臓器を動かしてくれているのは自律神経が働いてくれているからなんです。

 

無意識に働いてくれるから便利に聞こえますが、無意識だからこそ調整が難しいのです。

 

ただ、唯一自律神経を調整できる方法があります。

 

それは、

 

呼吸法

 

です。

 

呼吸は意識的に止めたり、早めたり、逆に遅くしたりと調整できますよね。

 

 

この調整を上手く使えるようになれば、「冷え性」の改善も可能になります。

 

では、どのような呼吸法が正しいのでしょうか。

 

 

一緒に考えていきましょう。

 

 

 

冷え性に効く「呼吸法」

 

冷え性が起きる原因の根本が、自律神経だとお話ししました。

 

最近よく自律神経って言葉をよく聞きませんか?

 

その理由には自律神経の乱れによって多くの疾患が関わってることがわかっているからです。

 

免疫学研究の世界的権威である安保透教授は、免疫力をあげるための鍵として、自律神経の重要性を挙げています。

 

また、自律神経研究の第一人者である順天堂大学の小林弘幸教授は、自律神経を整えてこそ健康の身体を手に入れられると述べています。

 

自律神経は、気分の上げ下げはもちろんのこと、血管や臓器の働きに大きく関わっています。

 

そのため、自律神経が乱れれば、気分の上げ下げがバラバラになってしまい、精神系の疾患に、血管や臓器であれば心疾患を初めとした大きな疾患に繋がってしまうのです。

 

大切な神経だと理解いただいたところで、呼吸法のお話です。

 

自律神経を整えるための呼吸法は「腹式呼吸」です。

 

腹式呼吸は、通常の呼吸とは全く異なります。

 

日頃行なっている呼吸(胸式呼吸)は、自動的に行なっているため、筋肉も無意識に動いています。

 

一方、腹式呼吸は意識的に呼吸を行うため、筋肉も意識的につかっています。

 

また、肺の下にある横隔膜が、肺を広げるためにいつもよりも下に動きます。

 

もちろん普通の呼吸でも横隔膜を使っています。

 

しかし、意識的に動くのと無意識で動くのとでは大きく異なります。

 

特に横隔膜が下に動いてくれれば、内臓のマッサージもしてくれるのです。

 

内臓はマッサージ方法(例えば腎臓マッサージなど)があることを知らなければ実施しようがないですよね…

 

ですが、呼吸一つで内臓のマッサージが可能ならお得じゃありませんか?

 

 

マッサージの効果としては、免疫力の向上や便秘の改善にも役立つのです。

 

それだけではありません、腹式呼吸は通常の呼吸である胸式呼吸とでは、全身に回る血液量も変わります。

 

腹式呼吸を続けることで、緊張も和らぎ、緊張から影響を受けて縮まっていた血管も広がります。

 

そのため、全身へ血液を送りやすくもなるのです。

 

全身へ送りやすくなったことで、冷え性も解消されるのです。

 

 

腹式呼吸の効果もわかりましたので、その方法についてみていきましょう。

 

 

腹式呼吸のやり方

 

腹式呼吸はイメージとしては、肺を膨らますイメージに合わせて、お腹を膨らませるように意識しましょう。

 

やり方としては、

 

①お腹に手のひらをのせます

②鼻から3秒、息を吸います

この時、お腹を膨らませる感覚で息を吸うようにしましょう

③鼻から6秒息を吐きます

 

やり慣れていない方は、寝転びながらやることで、意識的にやれるので、寝転がってやってみてください。

 

座りながらであればお腹に手を当てて膨らむことを意識するように心がけましょう。

 

 

 

ここまでに、冷え性が起きる原因、冷え性改善ための呼吸法、腹式呼吸を説明してきました。

 

最後になりますが、冷え性にみえて実は違う病気だった!ってことがあるので、最後にそのお話をしてまとめに入ります。

 

 

 

冷え性から見える病気のサイン

 

甲状腺機能低下症

これはホルモン分泌がうまくいっていないことにより起きる疾病です。ホルモン分泌が上手くいっていないため退社がうまくいかず、身体に冷え性が出てきます。

 

膠原病(こうげん)

これは自己免疫疾患の一種です。指先が白くなり、冷えて強ばるなどの症状が出てきたら注意が必要です。

 

 

この2つは冷え性にみえてしまう疾患であるため、挙げさせていただきました。

 

冷え性はずっと続いていることもあり、病気にかかっても気付きにくいものです。

 

病院へ行こうかなと行くタイミングに悩みがちですが、それは長期に渡って続いているならば行くべきです。

 

これはいつもよりも長く続いているなと思ったタイミングでもいいかもしれません。

 

無理をせず、気になったタイミングで病院へいくべきです。

 

 

 

では、今回のまとめです。

 

まとめ

  • 冷え性の原因は①熱を上手く作れていない②熱を上手く全身に送れていない
  • 冷え性の原因の根源には自律神経の乱れがある
  • 自律神経を整えるには「腹式呼吸」をしましょう
  • 冷えが長期に渡って起きてる場合はすぐに病院へ

 

 

いかがだったでしょうか。

 

冷え性だけで考えてみてもかなり深くまで考えられたのではないでしょうか。

 

冷え性の厄介なところは冬に眠りになかなか眠りにつけないことなどがあるため、大変な思いをされている方もいるかと思います。

 

そういった場合は、腹式呼吸をしていきながら全身に血を巡らせるイメージを意識してみましょう。

 

また、生姜とハチミツ一緒に温かめの飲み物なども飲んでみると効果的ですよ!

 

 

いつも仕事に頑張っている時こそ、自分の体を労ってあげてくださいね!

 

無理せず、自分のペースで

 

 

それでは。